【個性的!】インドネシアの珈琲豆の特徴

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インドネシア

インドネシアは珈琲の有名な産地の一つですね。

1699年にオランダ人がジャワ島に珈琲豆を持ち込んだのが始まりと言われております。

雨の多いインドネシアにおいて、乾燥工程に時間のかからないスマトラ式という精製方法が用いられるのが一番の特徴です。

パルプドナチュラルに近い精製方法ですが、スマトラ式では生豆が独特な深緑色に仕上がります。

スマトラ式という精製方法の為、苦味、コク、アーシーな(土っぽい)香りが特徴です。

アラビカ種がほとんど生産されず、多くはロブスタ種の生産となります。

ロブスタ種は、強い苦味と弱い酸味が特徴で、インスタント珈琲の原料にもよく使用されます。

ロブスタ種栽培の背景としては、サビ病という病害によってアラビカ種が全滅したという歴史的な背景から、病気に強いロブスタ種が栽培されるようになったようです。

インドネシアの主要な生産地域は、スマトラ島、スラウェシ島、ジャワ島、バリ島です。

有名な銘柄は、マンデリン、トラジャ、ジャワ、キンタマーニ、ガヨ・マウンテン、バリ・アラビカ、などがあります。

スマトラ島

スマトラ島ではインドネシアの栽培の多くを担っており、マンデリンは有名で、一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。

マンデリンの特徴は、強めの苦味と酸味の優しさで、シナモンのような風味がします。

深煎りしても個性が消えにくいのが特徴で、苦い珈琲を好む日本人にも相性のいい珈琲かもしれません。

また、ガヨマウンテンはガヨ高地で栽培される幻の珈琲です。

スマトラ式が多いインドネシアの中で、ガヨマウンテンはウォッシュドで精製されます。

ふくよかな甘みとコク、酸味のバランスが良くまさに秘境で作られる幻の珈琲です。

スラウェシ島

赤道直下のスラウェシ島では、トラジャが有名です。

豊富な降水量と、気温の寒暖差、標高など珈琲作りに適した土地となっています。

爽やかな酸味、芳醇な香り、コクの強さと滑らかさなど最高峰の珈琲に位置付けられます。

ジャワ島

ジャワコーヒーとは主にアラビカ種のコーヒー豆を指しますが、アラビカの生産量は多くありません。

ジャワロブスタは、酸味が弱く、苦味と強いコクが特徴です。

アラビカ種の場合はジャワアラビカと呼ばれ強い苦味と深いコク、優しい酸味と口当たりのいい甘みが特徴です。

バリ島

観光地としても有名なバリ島。

神々の山と呼ばれる寺院も多く、バリ神山(シンザン)なんていう珈琲もあります。

バリアラビカはその名前の通り、バリで栽培されたアラビカ種の珈琲です。

上品な苦味、深いコクが特徴です。

バリ北部にあるキンタマーニ高原ではその名を冠したキンタマーニが栽培されます。

標高が高く、火山灰地、昼夜の寒暖差が激しくまさに珈琲栽培に適した土地です。

フルーティな酸味、苦味とコクのバランスがよく、口当たりの良いのが特徴です。

また、知る人ぞ知る超高級珈琲コピ・ルアクは、ジャコウネコに珈琲豆を食べさせて、フンの中にある未消化の豆を集められて作られます。

腸内の消化酵素の影響などで非常に複雑な味わいとなります。

現地に行ったお土産として、希少性の高い珈琲として喜ばれるかもしれませんね(笑)


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